原子力システム研究開発事業 −基盤研究開発分野−
革新技術創出型 事後評価総合所見
評価の概略 | |
研究開発課題名(研究機関名): レーザー加工技術の組み合わせによるFBR熱交換器伝熱管内壁検査技術の高度化に関する技術開発 (独立行政法人日本原子力研究開発機構)
研究期間及び予算額:平成19年度〜平成21年度(3年計画) 114,248千円 |
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項目 | 要約 |
1.研究開発の概要 | ナトリウム 冷却型FBR の2次系熱交換器の補修技術として、熱交換器内の内径1インチ、厚さ3mm の蛇管の伝熱管内壁をレーザー溶接とレーザー非熱蒸発により補修する技術開発。検査技術としてECT(渦電流探傷試験)を使用する。また、複合ファイバーを補修のためのレーザー光伝送と検査のための目視観察用に利用する。 |
2.総合評価 | 本研究開発の成果として、データ転送技術や欠陥検出技術、遠隔操縦による溶接技術などの要素技術をコンパクトに統合して、狭隘な個所の補修を可能にする技術ベースは整ったが、これをFBR(高速増殖炉)に実用装置として適用するためには、ユーザ側のニーズをさらに良くくみ取り、目標を明確にして開発を進めてゆくことが重要であると考える。 |
S)極めて優れた成果を挙げ、今後の展開が大いに期待できる。 A)優れた成果を挙げ、今後の展開が期待できる。 B)成果の一部は得られてないが、他は相応の成果を挙げている。 C)成果の多くが得られておらず、一部についてのみ相応の成果を挙げている。 D)成果がほとんど挙げられていない。 |