原子力システム研究開発事業 −基礎研究開発分野−
革新技術創出型　事後評価総合所見

評価の概略

研究開発課題名（研究機関名）： 　長寿命プラント照射損傷管理技術に関する研究開発 （独立行政法人日本原子力研究開発機構） 研究期間及び予算額：平成１８年度〜平成２０年度（３年計画）　　３４９，６９６千円
項目	要約
１．研究開発の概要	炉容器や炉内構造物等比較的低放射線環境に長時間曝され、かつ寿命中交換が困難な鉄鋼材料構造物の設計評価のみならずプラント稼働後の経年評価や保全においても統一的な管理を可能とする照射損傷評価指標を確立するとともに、この提案指標に基づく損傷監視技術の開発を行う。
２．総合評価	弾き出し損傷量という単一の指標だけで照射損傷量を評価できることを示したことは、重要な成果である。本研究における制約条件と留意事項を明確にして、モデル化も含めた実機への外挿の妥当性について、今後の詳細な議論を期待したい。 また、弾き出し損傷量を非破壊で推定する方法を提案できたことも大きな成果である。実用化に向けた今後の研究開発が期待される。今後は非破壊特性に関するメカニズムについての詳細な議論を合わせてお願いしたい。
	Ｓ）極めて優れた成果を挙げ、今後の展開が大いに期待できる。 Ａ）優れた成果を挙げ、今後の展開が期待できる。 Ｂ）成果の一部は得られてないが、他は相応の成果を挙げている。 Ｃ）成果の多くが得られておらず、一部についてのみ相応の成果を挙げている。 Ｄ）成果がほとんど挙げられていない。